庭師とお姫様 (naturally番外編)
「ということで、リザとシュリのお母上は旧知の仲って訳だ。納得か?」
前から姑であるリザ宛に、自分の母親のシェナからお茶会の招待状が届くことを不思議に思っていたシュリ。
今日もシェナからの招待で庭園に咲いた花を見に行ったリザに代わって、ショウとカイとゼンのお茶を用意したシュリが、
「うちの母様とお義母さんは知り合いなの?」
不意に漏らした疑問から、このカイとリザの馴れ初めを聞くに至った訳で……。
「お義父さんカッコイイ! 素敵だね、ショウ!」
自分の両親にも負けない程のロマンチックな馴れ初めに、シュリは手を叩いて喜んでいる。
それにウンウンと満更でもない表情で頷くカイの隣では、
「親の馴れ初めなんか恥ずかしくて聞いてらんねぇよ。なぁ、兄貴」
シュリを鼻で笑うゼンが、呆れ顔でお茶菓子のスコーンにかぶりついていた。
前から姑であるリザ宛に、自分の母親のシェナからお茶会の招待状が届くことを不思議に思っていたシュリ。
今日もシェナからの招待で庭園に咲いた花を見に行ったリザに代わって、ショウとカイとゼンのお茶を用意したシュリが、
「うちの母様とお義母さんは知り合いなの?」
不意に漏らした疑問から、このカイとリザの馴れ初めを聞くに至った訳で……。
「お義父さんカッコイイ! 素敵だね、ショウ!」
自分の両親にも負けない程のロマンチックな馴れ初めに、シュリは手を叩いて喜んでいる。
それにウンウンと満更でもない表情で頷くカイの隣では、
「親の馴れ初めなんか恥ずかしくて聞いてらんねぇよ。なぁ、兄貴」
シュリを鼻で笑うゼンが、呆れ顔でお茶菓子のスコーンにかぶりついていた。