粉雪のファンタジー
『…ハア…』
撮影現場の休憩中、俺が深いため息を
つくと……
俺の後輩カメラマンが話しかけて来た。
『…もしもし?
あのー、先輩?
ため息思いッキリ
漏れてるんですけど…?』
『…あ、ワリー
声に出てた?』
『思いッキリ(笑)』
『……そか……』
『なんか
あったんですか?』
俺は後輩の章に、
雪との事を話した。高木はイイ奴だし
信頼もしてる。
『……つまり……
恋に落ちたんですね?』
『……』
『NO知ってるなら、先輩からかけてみたら
いーじゃないですか?笑』