interesting
7時。
店は繁盛していたが運よく待たずに席を確保出来た。


青木が店長オススメの醤油ラーメン、私は野菜たっぷりのちゃんぽんを注文する。


「お腹すいたー」


独り言のように呟き、ネクタイを外し、第一ボタンをはずす。


冷水をゴクリ。


「あのDVD見たよ。最後のシーンは想像以上の驚きだった」


私が面白いと言ったミステリーのDVDの話。


「あの手紙が最後の謎を解く手掛かりって事はわかったんだけど最後の犯人の行動にはびっくりした。あれパート2までレンタルされてるよね。絶対借りよう」


ストーリーを思い出しながら感想を言う青木。


青木の会話に軽い相槌を打ちながら頭の中では
『合コン』『女の子の目がハート』『お持ち帰り』の単語が流れていた。









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