interesting
「お待たせしました。醤油ラーメンの方は?」


店員が聞き、青木が小さく手を挙げる。


「すみません。お冷やもおかわりお願いします」


私のコップも一緒にテーブルの隅に寄せた。


「…ありがとぅ」


青木の気配りとそんな事にも気付けない自分の女子力の無さに少し落ち込む。


「うまそっ、食べよっ」


割り箸を渡たされ


「いただきます」


麺を啜る青木を見ていた。


また先を越された。そこは私が渡したかったのに…。


言葉に表現出来ないモヤっとした感情。
なんだろう、この気持ち。









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