interesting
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奈津子のアドバイスを聞いてから3日が過ぎた。
あれから青木からの電話もメールもない。私からする勇気もない。
もしかしたら早見さんと付き合い始めたのかもしれない。もしかしたら合コンで新しい出会いがあったのかもしれない。悪い妄想が頭を埋めつくす。
ビールでも飲もうと冷蔵庫を開けるがツイてない。ジュースしかない。ジュースじゃ酔えないと財布を持ち、コンビニに行く。
落ち込んでいる時は下ばかり見てるみたいだ。
「おつかれ。買い物?」
後少しでコンビニの入り口という所で声を掛けられた。
視線をあげれば笑顔の青木がいた。
「…うん。ビールを買いに」
嬉しいのに泣きそうになる。
たぶん青木には無愛想に見えてるはず。
「俺もビール買いに来た」
ビールの入った袋を持ち上げる。
「じゃ、お先に」
短い会話をして行ってしまった青木。
コンビニを出て、もしかしたらエレベーターの前で待っててくれてるかもしれないと少しの期待に小走りになる。
…いない。
前の青木なら買い物付き合ってくれた…。前の青木なら待っててくれた…。
前の青木がもう、いない事に寂しくなった。
あれから青木からの電話もメールもない。私からする勇気もない。
もしかしたら早見さんと付き合い始めたのかもしれない。もしかしたら合コンで新しい出会いがあったのかもしれない。悪い妄想が頭を埋めつくす。
ビールでも飲もうと冷蔵庫を開けるがツイてない。ジュースしかない。ジュースじゃ酔えないと財布を持ち、コンビニに行く。
落ち込んでいる時は下ばかり見てるみたいだ。
「おつかれ。買い物?」
後少しでコンビニの入り口という所で声を掛けられた。
視線をあげれば笑顔の青木がいた。
「…うん。ビールを買いに」
嬉しいのに泣きそうになる。
たぶん青木には無愛想に見えてるはず。
「俺もビール買いに来た」
ビールの入った袋を持ち上げる。
「じゃ、お先に」
短い会話をして行ってしまった青木。
コンビニを出て、もしかしたらエレベーターの前で待っててくれてるかもしれないと少しの期待に小走りになる。
…いない。
前の青木なら買い物付き合ってくれた…。前の青木なら待っててくれた…。
前の青木がもう、いない事に寂しくなった。