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「1杯だけでよく、帰してくれたね」


「…彼女が待ってるからって言ったから」


彼女って私の事だよね。
なんか青木に言葉で言われると恥ずかしいような嬉しいような気持ちになる。


「…でも、信じてくれなくて証拠見せろってうるさいから…携帯見せた」


「…あー、…私の…だよね」


「…ごめん」


うつ向いて謝る青木。


「なんで謝るの。いいよ、事実だし」


「良かった~。怒るかなって思ってたから」


顔を上げてホッとした表情の青木が私を見る。


「なんで怒るのよ。そう思ってた青木君に怒りたいよ」


軽く睨んだ私に


「ごめん」


両手を合わせいつもの笑顔で謝る青木。










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