interesting
食べ終わった皿を台所に持って行き青木がシャンパンを持って来た。


「クリスマスだし、買ってみた」


冷蔵庫で冷やしてあったのをさっき見つけた。わざわざ買って来てくれたんだ。
ちょっとした気遣いが嬉しい。


いつもと違う、ちょっぴりオシャレなグラスで乾杯をする。


「そうだっ」


何かを思い出したように立ち上がり寝室に行く青木。


「はいっ、プレゼント。喜んでくれるといいんだけど」


可愛くラッピングしてある箱を私に差し出す。


「ありがとう。ちょっと待ってて、私も渡したいから」


紙袋から取り出し私からのプレゼントを青木に差し出す。


「はいっ、プレゼント。喜んでくれるといいんだけど」


青木と同じ台詞を言いながら
お互いに顔を見合わせ笑い合った。








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