interesting
「ねっ、綺麗でしょう」


隣いる青木に自慢気に言った。


30分待ってやっと夜景らしくなってきた街の灯り。


あの後、腕を外し近くのベンチに腰掛けた。寒いから自販機でカフェオレを買ってきて手を温める。


寒いけど街の灯りに目を奪われる。


「みゆきちゃんこっち見て」


青木の呼び掛けに青木の顔を見る。


青木の手が私の頬に伸びてきた。
あったかい青木の手が頬を包む。


くすぐったくて首を傾けた。
目を細めた私にそのまま青木が近付き優しくキスをした。


「今度、公園に来た時は俺とキスした所って思い出してね、みゆきちゃん」


私に笑ってピースサインをする青木。











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