interesting
雨宿りして20分弱。


青木が広げた雑誌を時々私に見せ釣りの説明をしてくれた。


まったく興味がない私の頭には全然入ってこなかった。
ヘェー。と相槌を打つ程度だった。


コーヒーも飲み終える。
雷の音もしなくなり小雨になっていた。


「そろそろ、行こうか?」


雑誌を鞄に入れガラス越しに空を見上げ青木が言う。


「ごちそうさまでした」


2つの紙コップを重ねゴミ箱に入れた。








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