俺の、初恋だった。
そんな彼女に声をかけられるまで
「初恋」
について考えていると
時計の針は
いつの間にか放課後を指していた
「ったく…そんな難しい顔して、何考えてるのよ」
「まぁ、色々と、かな?」
「なんで疑問形なのよ?ま、なんかあったらいつでも相談しなさい」
「うん!」
大の世話焼きだったりもする瑠花
私が悩んでいる時、
いつもそばにいてくれたのは
瑠花だった
そういえば助けてもらってばかりで
お礼とかなんも言えてないな〜
ふと思った私は
「瑠花、いつもありがとね」
今までの分の気持ちもこめて伝えた
「何言ってるの!私たち親友でしょ?」
「ほら、帰るから早く!!」
「ちょっ、瑠花!待ってってばー」
二言で済まされたけど…