浅葱色の唄
巡察を終え



甘味処に向かっていた私は



ふと古びた道場に立ち寄った



「花弁…?桜か…」




桜色のそれが吹いてくる方へ足を進める






其処には満開の桜が立っていた



綺麗に咲くそれは



儚い少女に見えた










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