浅葱色の唄
「屯所に来ていただけますか?」



その言葉に戸惑いが生じた


(屯所?


聞いたことがない…)



「あ…すいません…嫌、ですよね」




中々頷かない華に沖田は遠慮がちに言った



「いえっ、ただ屯所が何か分からなくて…」




「そうですか、機会がある時来て見るといいです」




「わかりました…」






あれから一度も沖田と会えていない。
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