浅葱色の唄


(…総司にまた、助けられた…)



沖田は部屋で腰を下ろすと


華の頬にその冷たい指で涙を拭った





「華さん、怖かったでしょう…」


「…っ…ふ…ぇ…ぅ…ッ、総司、が居なかったら、私…!」




沖田は華が泣き終えるまで自らの体温で華を包んだ
















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