浅葱色の唄
ーーーー「君、大丈夫?女子なのに肌を斬られて…」






そっと頬につたる鮮血を拭った




男の顔を見ると端美な面をしていた




世に言う美形であった





ーーーー「私の顔に何かついているのでしょうか?」





思わず見惚れてしまった





ーーーー「い、いえっ、あの…助けていただき有難うございます…」





ーーーー「どういたしまして」





ーーーー「沖田ああああああ、何処行った!!」





鬼の怒号のような声が庭に響いた





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