恋心コロコロ2~天使さまのいうとおり~
図書館では、窓際の一番隅で、
突っ伏して完全に寝に入っている天使発見。
ああ、美しい~
天使の休息。
シャメとりたい。
あたしは欲望にかられごそごそとバックからスマフォを取り出そうとして、
はたと動きを止めた。
ああ、まずいよ。
今までこういう時に声かけて何人も、
爆死しているんだった。
爆死ったって、怒鳴られるってくらいのことだけど
恋する乙女にとっては、死を意味するからね。
「すみません!」
うああ~野里奈ちゃんなんてことを!
気がつけば隣にいたはずの野里奈ちゃんは、
天使に声かけ、しかもゆすって起こしている。
「……ん?」
「起きてください!」
くああああっ
大きくあくびをして伸びをする!
ぎゃあ、やばいレア♡
子猫みたいかわいいっ!!
片目つぶりながら不機嫌そう。
「誰?あんた」
「あたしは室岡野里奈。
あなたにお願いがあるんだけど。」
「お願い?」
「そう、あなたを、文化祭で、
茶道部の助手に任命するわ!」
ビシッって音が聞こえてきそうな迫力で、
天使様をろっくおん!
って、野里奈ちゃん世界広しといえど、
その強気なお願いをする人はきっとあなただけでしょうよ。
「へえ?それがお願い?」
相対する天使はきれいな顔でにやりと笑う。
「そうよ。」
「ことわる。」
「あっそ」
野里奈ちゃんもきれいな顔で微笑むと、
天使のバッグを徐に奪うとダダダッと走り去った。
「え?」
「え~~~っ!!野里奈ちゃん!」
一瞬のことに天使もあたしもあっけにとられた。
ぽかん
としているあたしに、
「おい。」
不機嫌そうな声が下りてきた。
声の主が誰かわかっているだけに、
顔があげられない。
突っ伏して完全に寝に入っている天使発見。
ああ、美しい~
天使の休息。
シャメとりたい。
あたしは欲望にかられごそごそとバックからスマフォを取り出そうとして、
はたと動きを止めた。
ああ、まずいよ。
今までこういう時に声かけて何人も、
爆死しているんだった。
爆死ったって、怒鳴られるってくらいのことだけど
恋する乙女にとっては、死を意味するからね。
「すみません!」
うああ~野里奈ちゃんなんてことを!
気がつけば隣にいたはずの野里奈ちゃんは、
天使に声かけ、しかもゆすって起こしている。
「……ん?」
「起きてください!」
くああああっ
大きくあくびをして伸びをする!
ぎゃあ、やばいレア♡
子猫みたいかわいいっ!!
片目つぶりながら不機嫌そう。
「誰?あんた」
「あたしは室岡野里奈。
あなたにお願いがあるんだけど。」
「お願い?」
「そう、あなたを、文化祭で、
茶道部の助手に任命するわ!」
ビシッって音が聞こえてきそうな迫力で、
天使様をろっくおん!
って、野里奈ちゃん世界広しといえど、
その強気なお願いをする人はきっとあなただけでしょうよ。
「へえ?それがお願い?」
相対する天使はきれいな顔でにやりと笑う。
「そうよ。」
「ことわる。」
「あっそ」
野里奈ちゃんもきれいな顔で微笑むと、
天使のバッグを徐に奪うとダダダッと走り去った。
「え?」
「え~~~っ!!野里奈ちゃん!」
一瞬のことに天使もあたしもあっけにとられた。
ぽかん
としているあたしに、
「おい。」
不機嫌そうな声が下りてきた。
声の主が誰かわかっているだけに、
顔があげられない。