恋心コロコロ2~天使さまのいうとおり~
間近ですけるような青い目でじっとみつめられたら、

もう、

固まるしかない

ペコ-んっ


「だっっ---つ」


思いっきりデコピンされて、

目から星が出た?

その場に座り込んだあたしに、

ちょっとオロオロした声が上から降ってくる

「悪いっやりすぎた。」


「だ、大丈夫……です」


あたしはおでこを押さえながら、

全然大丈夫じゃない涙目で、天使を見上げた。


「ぶっ

 大丈夫じゃないくせにっ


 ワリぃっ、お前ってなんかハムっぽいからさ。

 ついいじめたくなって。」


「は、はむ?ですか?ふ、太ってるって?……」

が~んショック!デブですか?

そう見えてる?

「あ、違う違うっ

 ハムっつったらハムスターだろ?」

ばははッと笑いながら

赤くなっているであろうおでこを撫でる。


「なんかちっちゃい生きものっていじめたくなるじゃん?」

「な、なりませんっ、かわいがります。

 デコピンなんかしたら死んじゃいますっ!」





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