恋心コロコロ2~天使さまのいうとおり~
「い、いらっしゃいませっ」
「え?何?たぬき?かっわいいーっ」
カシャカシャカシャカシャっ
ひーっ
シャメとられ捲って、
パンダ気分
「ほらほら、美空
笑顔笑顔、
看板娘じゃなかった、
看板小狸なんだから!
受けてるよーっ
さすが私、センスバッチリ」
なんで私だけ!?
先輩たちものりなちゃんだって
みんなかわいい茶屋娘なのにっ
半べそ状態の私の横に、
誰かがスッと立った気がして、
見上げると、
ムスッとした、
美形狸様が、
「嘘っ……」
隠しても隠しきれない気品と美しさ
「せっ、先輩っ!」
「〰っ、
なんでおれがこんな格好しなくちゃなんだよ」
目立ち度、100%な金髪狸様にあっという間にお客様を集めてしまう。
さっきまで私だけが注目されてたのに、
「さすが天使様。
その神々しさは狸のコスプレだろうが隠すことはできないのですね」
「アホなこと言ってないで逃げるぞ!」
天使はタヌキ顔で私を小突くと、
私の手をつかんで駆け出した。
「え?何?たぬき?かっわいいーっ」
カシャカシャカシャカシャっ
ひーっ
シャメとられ捲って、
パンダ気分
「ほらほら、美空
笑顔笑顔、
看板娘じゃなかった、
看板小狸なんだから!
受けてるよーっ
さすが私、センスバッチリ」
なんで私だけ!?
先輩たちものりなちゃんだって
みんなかわいい茶屋娘なのにっ
半べそ状態の私の横に、
誰かがスッと立った気がして、
見上げると、
ムスッとした、
美形狸様が、
「嘘っ……」
隠しても隠しきれない気品と美しさ
「せっ、先輩っ!」
「〰っ、
なんでおれがこんな格好しなくちゃなんだよ」
目立ち度、100%な金髪狸様にあっという間にお客様を集めてしまう。
さっきまで私だけが注目されてたのに、
「さすが天使様。
その神々しさは狸のコスプレだろうが隠すことはできないのですね」
「アホなこと言ってないで逃げるぞ!」
天使はタヌキ顔で私を小突くと、
私の手をつかんで駆け出した。