恋心コロコロ2~天使さまのいうとおり~
タヌキから解放された私たちは、

〈と言っても、先輩は浴衣、私もミニ丈浴衣だけど)

文化祭の喧噪にまぎれた。


野球部の特大たこなし焼とか、闇焼きそばとか

めちゃくちゃなB級グルメに舌鼓を打つ。


「こんなことしてて大丈夫なのでしょうか?私たち」


さすがに罪悪感は否めないのだけど、天使は愉快そうに笑いながら、


「だめだろうな。

だけど、いいんじゃない?

どうせ、文句言われるんだから細かいこと気にせず楽しもうぜ」


「そ、そういうものでしょうか?」


「そう言うもんだよ」


めちゃめちゃだ。

だけど、そう言う天使のそばを離れるなんてもったいないこと私にはできない。

ごめんなさい茶道部の皆さん。


もうどんな罰でも構いません!




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