恋心コロコロ2~天使さまのいうとおり~
木陰に映えるブロンドは、
見まごうことない愛しの君。


「ふぉー、眼福眼福」


すやすや気持ちよさそうにお休みの天使を、パシャパシャと連写。


これはなんのごほうびなんですかね、


調子に乗った私は極限まで近づきパシャリ!


「what 's!」


慌てて振り上げられたであろう手は、

私の鼻に命中!


どごっ


「ぎゃん!


いたいれふゅ……」


鼻を押さえて座りこんだ私を見下ろした天使は、

「そらこか?」

あきれた声を出した。


「ふぁい」


夢にまで見た再会!

とっておきの笑顔を作って返事をした。


「ブハッ」っと笑うと家に入ってしまった。


すぐに戻ってきた天使はティッシュケースを差し出した。


「お前その鼻血どうにかしろ」


オーマイゴット

せっかくの再会が鼻血まみれに!!!!


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