彼女からの最後の贈り物

第2話 体験入部の1年生

新学期が始まって、もう10日が経った。

優は相変わらず、美雪先生と楽しそうに話していて、俺はというと、クラスで孤立していた。


別に、こんなの慣れてる。

でも、周りからの視線が痛い。

なんで俺を見るんだよ。

俺はホームルームが終わると、すぐに美術室に向かった。


ガラガラ…

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