彼女からの最後の贈り物
「もぅ!藤堂くん!先生にそういうこと聞かないの!」


美雪先生は頬をほんのり赤く染めて優を叱った。


でも、すごく優しく感じた。


美雪先生って、なんだかすごく包容力があるんだなぁ・・・


それが、俺が美雪先生に抱いた第一印象だった。


優と先生のやりとりによって、教室内は笑い声で満たされた。



優は人を笑顔に出来る、いいやつだ。


そう、わかってる・・・・


いいやつ、なんだ。


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