キミへの恋心。〜30cm定規一本分の恋〜
学校に付き、クラス名簿を見る。
前にはたくさんの生徒が群がっている。
「ったく…邪魔だな。」
隣のカナを見ると、んーっんーっと背伸びをしてる。
その必死な姿がまたたまらなく可愛い。
「まったく…俺が見てやっから。」
「うん…っ」
えーと…男子列…
あ、あった。
俺はC組か。カナはー…
「あった。」
まぢかよ…
「な、なに⁈もしかして…違うクラスだった⁇」
「ううん、同じクラス!」
やべぇ…超嬉しい。
「やったー‼︎」
カナも、俺の手を掴んでピョンピョン跳ねた。
校内に入ったカナは、でへへーって顔を歪ませた。
俺も、嬉しさを抑えきれなかった。