ヲタク女と呼ばないで!
ってあれ~?東口を出たすぐの広場に、見覚えのある後姿・・・。怪しい動き。って、美緒じゃん。
美緒は、こそこそと、身をかがめて目立たぬように、何かを監視するかのようにしている。な、なんだ、怪しいなぁ。
「み・・・美緒・・・?なにやってるの・・・?」
「う、カンナ・・・。」
と何も言わずに美緒は、私に双眼鏡を手渡した。って、あんたはなんで双眼鏡なんて持ってるのー?!
「いや、例の助っ人、もうアルタ前にいるんだけど・・・。私の想定をはるかに上回るつわものだったよ・・・。」
いや、双眼鏡を常に持ち歩いている美緒も相当つわものだよ、というツッコミを飲み込んで、私は素直に双眼鏡でアルタを見ていた。
「アルタ前で、一番目立っているやつが助っ人だよ。」
私はアルタ前をぐるりと見る。人、人、人。う~、見つからな・・・あれ?なんか、みんなの視点がひとつの方向に・・・。
って、あれ?・・・おいおい・・・。あれって・・・。
「高谷警部・・・。ホシは相当手強そうです・・・。」
(※高谷とは美緒の苗字です)
「うん、そうだな、宮城。油断できんぞ!」
この人の多い新宿、ゴスロリ系なんぞはすでに見飽きています。しかし、彼女はその次元すら超えていたんです。
「高谷警部、私の視力と記憶が確かでしたら、あれは、アンミラ。アンナミラーズの制服・・・!」
アルタ前には、色んな人が集まるところ。しかし、アンミラの制服を完璧に着こなして、待ち合わせしている女の子が過去にいたんだろうか・・・。
美緒は、震えた声で言った。
「岸岡歩美、恐るべし!」
しかし、こうなってはもう仕方ないです。二人で下をうつむきながら、アルタ前から助っ人、歩美ちゃんを拉致、即退避!
私たちは、とにもかくも目的のデザートバイキングのお店に逃げ込むのでした・・・。
美緒は、こそこそと、身をかがめて目立たぬように、何かを監視するかのようにしている。な、なんだ、怪しいなぁ。
「み・・・美緒・・・?なにやってるの・・・?」
「う、カンナ・・・。」
と何も言わずに美緒は、私に双眼鏡を手渡した。って、あんたはなんで双眼鏡なんて持ってるのー?!
「いや、例の助っ人、もうアルタ前にいるんだけど・・・。私の想定をはるかに上回るつわものだったよ・・・。」
いや、双眼鏡を常に持ち歩いている美緒も相当つわものだよ、というツッコミを飲み込んで、私は素直に双眼鏡でアルタを見ていた。
「アルタ前で、一番目立っているやつが助っ人だよ。」
私はアルタ前をぐるりと見る。人、人、人。う~、見つからな・・・あれ?なんか、みんなの視点がひとつの方向に・・・。
って、あれ?・・・おいおい・・・。あれって・・・。
「高谷警部・・・。ホシは相当手強そうです・・・。」
(※高谷とは美緒の苗字です)
「うん、そうだな、宮城。油断できんぞ!」
この人の多い新宿、ゴスロリ系なんぞはすでに見飽きています。しかし、彼女はその次元すら超えていたんです。
「高谷警部、私の視力と記憶が確かでしたら、あれは、アンミラ。アンナミラーズの制服・・・!」
アルタ前には、色んな人が集まるところ。しかし、アンミラの制服を完璧に着こなして、待ち合わせしている女の子が過去にいたんだろうか・・・。
美緒は、震えた声で言った。
「岸岡歩美、恐るべし!」
しかし、こうなってはもう仕方ないです。二人で下をうつむきながら、アルタ前から助っ人、歩美ちゃんを拉致、即退避!
私たちは、とにもかくも目的のデザートバイキングのお店に逃げ込むのでした・・・。