呪われたホルン



私が2年の時に3年のホルンの先輩が部活をやめた。



ほかの3年の先輩たちに嫌われていた。



『下手だったからね。あいつ。』



ある日先輩たちが話しているのを聞いた。



私はユーフォニアムだから、そんなに詳しくないけど、



ホルンは難しい楽器でしょ?



確かに私たちから見ても、そんなに上手とは言えなくて、



タンギングなども私たちと同じくらいのレベルだった。



明るくてやさしい先輩だった。



でも少し暗くなった。



もう少し練習していれば。


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