after Shining Moon&Star's 完結
あたしはお昼ご飯を買いに席を立ったのに、何も買わずに席に戻った。


「ご飯、別なとこで食べよっかぁ」


あたしは、星夜にそう声を掛ける


「え?あぁ、別に良いけど」

「白。あいつは?」


秋が、あたしに黒川さんのことを尋ねる。


なんて、答えるべきか。


「秋の恋愛に、口を挟む気は無いけど、、、」

「なんだよ」


秋はあたしが最後まで言い終わる前に、尋ねてくる。


「秋には、秋なりに自分の考えがあると思う。だから黒川さんのことをどうしろ、こうしろとは言わないけど、、、言わなきゃ、伝わらないこともあると思うよ」

「どんなに相手のことを想ってても、相手は自分の気持ちまで読み取ってはくれねぇからな」


星夜は、全て知っているかのように言う。

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