after Shining Moon&Star's 完結
星夜の言葉に、あたしは頷く。


「来週は遅刻しないで、ちゃんと学校に来なさいよ」


最後に、そう秋に言い、あたし達はその場を後にした。


「まだ見る?それとも、家に帰ってから飯にする?」


チラッと時間を確認すると、時刻は17時過ぎ。


「もう、良いや。家で、ご飯食べよう」

「わかった」


そしてあたし達はショッピングモールを後にするために、車に乗り込んだ。


「真っ直ぐで、不器用な奴だな」


ハンドルを握りながら、星夜が話しかける。


「秋のこと?」

「あぁ。でも、良い奴だ」


フッと、前を見ながら、星夜は笑みを溢した。


真っ直ぐで、不器用って、、、


「星夜と秋って、似てるのかもね」

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