after Shining Moon&Star's 完結
なんて、凛くんに同情の瞳を送った。


「うん?」


そんなあたしに気付いた、凛くんが首を傾げる。


「頑張っ」


励みにもならない、エールを送った。


「え?何が?」


凛くんは、意味がわからないと言う顔で聞き返す。


「いや、アキトも苦労してたから。遥のママの天然に」

「あ、あぁ」


あたしの言葉を聞き、凛くんはチラッと遥の顔を見る。


「でも、好きだから大丈夫」


恥ずかし気もなく、凛くん自慢気に惚気を口にする。


それに、星夜はふっと、鼻で笑った。


「恥ずかしい奴」


あたしにだけ聞こえるか、聞こえないかの声で、、、


星夜は、そんな言葉を呟いた。

< 111 / 310 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop