after Shining Moon&Star's 完結
お風呂から上がり、少し一休みしてから、あたし達は再び部屋へと戻る。


部屋に着くと、星夜も凛くんも、あたし達と同じ浴衣を着て、部屋で待っていた。


「女って、なんでそんなに風呂が遅いわけ?」


凛くんは待ちくたびれたように、口を開く。


「ごめん、ごめん。いろんなお風呂があったから、全部見てたら、遅くなっちゃった」

「ゆっくり出来た?」


そう、星夜に尋ねられ、、、


「うん」


あたしは笑顔で答えた。


__トントンッ__


「ご飯の方をお持ちしても、よろしいでしょうか?」


タイミングを見計らったように、仲居さんが尋ねてくる。


「お願いします」

「かしこまりました」


そして軽く頭を下げ、仲居さんは1度部屋を後にした。

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