after Shining Moon&Star's 完結
「だから何も罪のない子供に、あたしと同じような、、、逆らえない運命を、背負わせたくない」


、、、逆らえない運命、か。


「なら、遥ちゃんは今、幸せじゃないの?」


そんな遥に、星夜は尋ねる。


「それは、、、」

「逆らえない運命があろうが、なかろうが、、、人生は、その人だけのモノだ。幸せになりたい、幸せにしたいって人が現れたら、どんな人でも幸せになれると思う。それは今、、、遥ちゃん自身が、証明出来てるんじゃないかな?」


星夜の言葉は、、、深い。


深く、重く、、、


そして、たくさんの意味を持つ。


その星夜の言葉に、間違いはない。


同じ運命を背負って生まれて来た子供が居たとしても、どちらかが幸せになれば、、、


それは、運命のせいだけではない。

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