after Shining Moon&Star's 完結
仕事を終え、まばらになった職員室。


あたしも自分の仕事を片付け、帰ろうとした時。


職員室の電話が鳴った。


「白戸先生。電話に出てもらっても、良いですか?」


そう、他の教師から頼まれ、あたしは手にしていた荷物を置き、受話器を手に取る。


『すいません。白戸先生居ますか?』


こちらが名乗る前に、電話の相手は口を開く。


「白戸は、あたしですが、、、」

『先生、助けて、、、』


、、、は?


急に「助けて」と言われても、あなたが誰かも、あたしはわからないですけど、、、


電話の相手は、慌てているようで、、、


「あの、とりあえず、、、落ち着きましょう?」


慌てている相手に、そう促す。

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