after Shining Moon&Star's 完結
それからも秋は、一向に口を開かない。


そして、あたしも、、、


「いつまで、そうやってんだよ」


それに、先に痺れを切らしたのは秋の方で、、、


「だから、秋があたしを納得させる理由を話すまでだって」


その言葉に、盛大に秋はもう1度ため息を溢した。


「行けねぇ、、、行けねぇんだよ」


自分の気持ちを隠すように、秋は拳を握り締める。


「どうして?」

「俺は、、、親父とお袋の子だから。だから、、、親父に俺以外のガキが居て、それでもお袋が1番だって、、、思わせるタメに、、、俺は、親父の後を、、、継がなきゃ、いけねぇんだよ」


他に、、、


あたしの頭の中に、徹平の顔が浮ぶ。

< 155 / 310 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop