after Shining Moon&Star's 完結
__コンコンッ__


「失礼します」


そう言い、あたしは理事長室に足を踏み入れる。


「おぉ、珍しいな?」

「ちょっと、サクに話が合って」

「そうか。まぁ、座れよ」


あたしは言われた通り、椅子に腰を下ろす。


「サク。あたし、、、今の生徒たちを見送ったら、ちょっと教師を休もうと思う」


サクは、あたしの言葉に眉を潜める。


「どうした、いきなり、、、」

「ずっと、考えてたの。星夜と結婚して、妊活、、、しようかなって」


そんな、前もって用意していた作り話を口にする。


「ママも、年じゃない?だから、そろそろ安心させるために、、、結婚しようと、思って」

「そう、、、か」

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