after Shining Moon&Star's 完結
「それで、、、凄い、迷惑な話なんだけど、、、」

「うん?」

「今日で退職、、、させて下さい」


その言葉に、流石のサクも驚いた顔をする。


「退職って、、、さっき「今の生徒たちを見送ったら」って、、、」

「うん、、、矛盾、してるのは、自分でも、、、わかってる」


見送りたい、気持ちはある。


だけど、、、


社会人として、学校に居る以上。


ちゃんと、ケジメはつけておきたい。


「雫月。ここで、、、生徒たちを、見捨てるのか?」


その言葉に、苦しくなるほど、、、


胸が、、、締め付けられた。


そして、自然と、、、涙が、溢れてきた。


あたしはグッと、下唇をかみ締める。

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