after Shining Moon&Star's 完結
『なぁ、雫月?今日、何の日か知ってて、、、言ってる?』

「うん」

『なら、なんで、、、今日なんだよ』


その言葉に、あたしは何と答えればいいのだろうか?


何と言えば、あたしは星夜に嫌われる?


そう思っているのに、嫌われたくないと思ってしまう。


後、もう少し、、、


もう少しだけ、あたしに嫌われる勇気をください。


そう思い、あたしは先ほどと同じように空に、、、


満月に、手を伸ばした。


そしてその手のひらを、ギュッと、、、握り締める。


「今、だったから、、、あたし、気付けたんだ。あたしは、、、星夜と、、、」

< 227 / 310 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop