after Shining Moon&Star's 完結
医者の一喜が「大丈夫」と、言っているのだから、、、大丈夫なのだろう。


だけど、、、


「卒業式は、控えた方が良いかもしれない」


その言葉に、あたしは一喜の顔を見る。


一喜は、少し申し訳なさそうな顔をする。


「大丈夫、、、なんでしょ?」

「生死を左右する様な病気じゃないけど、普通の風邪と違って、簡単に直りにくいのよ」

「でも、死なないんでしょ?」


あたしの言葉に、一喜は困ったような顔をする。


「医者としては、薬を飲んで、安静にしてろって言うわ」

「なら、、、友達として、あたしの気持ちを知っている、、、一喜なら?」

「卒業式には、出させてあげたい。でも友達として、雫月のことを心配するからこそ、止める」

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