after Shining Moon&Star's 完結
「なら、あたしは今すぐにでも、退院する」
「、、、雫月」
仕事中の一喜が、あたしのことを雫月と呼ぶ事はほとんどない。
そんな一喜が呆れたように、あたしの名を呼んだ。
「そう言うと思った」
一喜は困ったように、頭を掻く。
「だって、、、見送り、たいんだもん」
「それで、雫月が苦しい思いをしてもいいの?」
一喜は責めることはせず、あたしを宥めるように優しい声で尋ねる。
あたしだって、苦しい思いなんてしたくない。
元気になって、生徒たちの前に立ちたい。
だけど、、、
それじゃ、遅いんだ。
生徒たちは、卒業を待ってはくれない。
あたしのことを置いて、どんどん前に進んでいく。
「、、、雫月」
仕事中の一喜が、あたしのことを雫月と呼ぶ事はほとんどない。
そんな一喜が呆れたように、あたしの名を呼んだ。
「そう言うと思った」
一喜は困ったように、頭を掻く。
「だって、、、見送り、たいんだもん」
「それで、雫月が苦しい思いをしてもいいの?」
一喜は責めることはせず、あたしを宥めるように優しい声で尋ねる。
あたしだって、苦しい思いなんてしたくない。
元気になって、生徒たちの前に立ちたい。
だけど、、、
それじゃ、遅いんだ。
生徒たちは、卒業を待ってはくれない。
あたしのことを置いて、どんどん前に進んでいく。