after Shining Moon&Star's 完結
生徒たちも、、、


そして、そうさせているのは、、、時間だ。


止まることを知らない、時間のせいだ。


「頑張った雫月を知っているからこそ、「諦めろ」とは、簡単に言えない」

「じゃ、、、」

「だからと言って、「どうぞ」とも見送れない」


一喜は、あたしに何と言いたいのだろう?


「生徒たちの前に立つことは、折れてくれない?」


その言葉に、あたしはグッと下唇をかみ締める。


「その代わり、あたしも約束を守る。雫月のことを生徒たちの前に立たせてあげられないけど、ちゃんと生徒たちの姿は見せてあげるから」

「どういう、こと?」


一喜の言葉の意味がわからず、あたしは問う。

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