after Shining Moon&Star's 完結
「ちょっと、急患が入って。で、準備は出来てるの?」

「うん。バッチリ」


そう言い、あたしは一喜にピースサインを送った。


「じゃ、行こっか」


その、一喜の言葉にあたしは頷く。


久しぶりに感じた、太陽の光。


それが眩しくて、目を細める。


「何、浸ってんのよ」

「だって、久しぶりなんだもん。外に出るの」

「2、3ヶ月も、入院してたからね?でも、時間ないんでしょ?」

「一喜が、遅れてきたからね」


あたしは、一喜に嫌味を溢す。


「悪いとは、思ってる」

「いいよ。一喜が居なかったら、あたしは今も、、、外に出れなかったから。行こう?」


そして、あたしは一喜の車に乗り込んだ。

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