after Shining Moon&Star's 完結
生徒たちのために、、、か。


「それは、少し違うかな?」

「え?」

「生徒たちのタメじゃなく、自分のタメ、、、」


そこで、ゴホゴホと咳き込む。


「大丈夫?雫月」

「大丈夫。ただ、セキが出ただけだよ」


心配性なんだから、、、


「あたし、ずっと中途半端な人間だったんだ」

「そうなの?」


一喜の言葉に、あたしは昔のことを思い出しながら頷く。


「いつも誰かに守られて、嫌なことがあると逃げて、、、そんな、人間だった」


あの頃も、そしてあの頃も、、、


上げたら、たくさん有り過ぎてキリがない。


「でも、それは昔の雫月でしょ?」


どうだろう、、、?

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