after Shining Moon&Star's 完結
徹平は、未だに隼人の胸倉を掴んだまま、、、


ジッ。と、あたしのことを見る。


「自分は、間違ってない」と、でも言いたげな目で、、、


「俺は、負けねぇけど?」


隼人は、あたしが「助けた」と勘違いをしているのか、そんな言葉を口にする。


「勝ち負けの話を、してるわけじゃないんだけど?」


隼人のことを、キツメに睨む。


「そうやって力の世界で生きる人間は、いつか力でねじ伏せられる。隼人が教師であろうが、別の仕事に付こうが、それは変わらない」


力や地位に縛られ、天狗になってる人間はいつか必ず、破滅する。


それが早いか、遅いかの話だ。


破滅する前に、そのことに気づいて欲しい。

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