after Shining Moon&Star's 完結
「ママも、良い年だし」

「雫月のお袋さんは、年のわりには綺麗だけどな。でも雫月が年を重ねるように、お袋さんも年を重ねる」


そう、だね。


あたしだけが、年を取るなんて事はないだろう。


時間は、みんな平等に過ぎていくのだから。


「でね?あたしが結婚したら、本当にママが1人になるような気がして、、、」

「それが、今の雫月の悩み?」

「え?」


星夜の言葉に、あたしは顔を上げる。


「さっき、ため息付いてただろ?」


、、、聞かれてたんだ。


「悩みって言うか、、、ちょっと、心配になったと言うか、、、」

「なら、俺のところに来なくても良い」


、、、なんで?


なんで、そんなこと、、、言うの?

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