after Shining Moon&Star's 完結
さっきまで、満たされていた心が、、、


急に、空っぽになったような気がした。


「何、不安そうな顔してんだよ」


そう言い、星夜はキツク、あたしのことを抱き締めた。


「だ、だって、、、」

「結婚したからって、雫月が俺の元に来なきゃいけないわけじゃないだろ」


星夜の言葉に、星夜の腕の中で首を傾げる。


、、、どういう、意味なんだろう。


「雫月って、バカだよな。教師なのに」


頭上から、少し呆れたような声があたしに降ってくる。


「俺が、雫月のとこに行けば良いだけの話だろ?」

「え?それって、、、」

「俺は雫月と離れる気もないし、手放す気もない。だから、一緒に暮らせば良い。雫月のお袋さんと」


それで、良いの?

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