桜男子高

残った命

｢..｡zZZっえここどこ！？｣
辺りを見回すとぼんやりと二人の外国人が何やらコンピュータをいじっている。
「だれ？」
とこえをかけると
「やばっ起きてる。」と声が聞こえた。だが、ここでわたしの記憶が途切れた。
「○○さん聞こえますか？大丈夫ですか？」
うっすらと聞こえてくる。
「はっははははははぃ」
と答えると周りから泣き声が聞こえてくるのでどうしたのだろーと思いながら目を開けた。すると
「えっ？なにこれ？夢？夢？だよね」目を開いた先には、お父さん、お母さん、お爺ちゃん、お婆ちゃんが亡くなっている。なにこれなにこれなにこれ！！？その時看護師さんらしき人が言った。
「あなたは運がいい。あんなことがあったのに生きていることは珍しいだろう。可哀想だけど残った命を大切にしてね。」
「なんのこと？何があったの？お母さんは？お父さんは？お爺ちゃんは？お婆ちゃんは？死んだなんて言わないでよね。ね、ね、ね、？」
と必死に聞いたがこたえはない。
もう、泣く事しか出来なかった。