トライアングル2
「泣き虫」


「泣いてないもん…」


「そーだな」



私は鏡を出して、化粧をチェックした。



「どーせ泣くんだから、化粧なんて

してこなくてよかったじゃん」


「身だしなみでしょ~」


「はいはい」



そんなことをしていたら、直のおじちゃん
おばちゃん、私のお父さんお母さん
妹の海が入ってきて、座った。



「海、お前ヴェール持つんじゃねーの?」


「なっ!?直くん、海のこと何才だと

思ってんの~」


「5才?」


「も~う」



海は今日も直にからかわれていた…



さぁ!挙式が始まります!


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