トライアングル2
分娩台に乗って、あれこれ準備されていても
なかなか来ない先生…


その間も痛みが全く終わらなくて、
そろそろ気を失いそうになった…



直も私の顔の汗を拭いてくれたり
ストローでお茶を飲ませてくれたり…



「鈴!もう少しだぞ!ガンバれ!」


「もう、それ何回も聞いた!!」


「すみません」


「先生まだ~?」


「もうすぐ来るわよ」


「早くして~

てか早く出してよ~」


「わかったわよ」



助産婦は毎日のことだから、妊婦のキレっぷりには全く動揺することなく、交わしてくる。


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