トライアングル2
中学に入ると、オレは一緒に行動することも
止めた。



「あの2人って、付き合ってるんだよね~」


「お似合いだよね~」



クラスの奴らも絶賛!



オレの心はどんどん黒くなっていた…



「淳~あはは!!」


「鈴だって、言ってただろ~」


「うそ~覚えてないよ~」



隣の兄貴の部屋から聞こえる楽しそうな鈴の声を聞いていた。




「淳!?…」


「………」



楽しそうだったと思えば、急に静かになって
いちゃつき始めたとわかってしまう…



オレはすぐに音楽をかけて、回りの音を
聞こえなくしていた。







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