トライアングル2
「直…直…」


「…ん…??鈴…?」


「どーしたの?大丈夫?

すごいうなされてたよ…」


「…あー…うん、夢見た…」


「夢…?」


「うん。ガキの頃のな」



久しぶりにガキの頃の夢を見てたらしい…


鈴を抱き寄せながら、腕の中に小さな身体を
閉じ込めた。




「良かった…

鈴が…いなくなる夢見た…」


「直…


大丈夫だよ。



絶対に鈴は直の側を離れないから。ね?」



鈴はオレの頬を包んで、じっと目を見つめて
そう言ってくれた。



オレは小さく頷いて、鈴にキスを落とした。




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