LOVEPAIN④

「あれ、広子、顔赤いけど飲み過ぎなんじゃない?
大丈夫?」


再び、マリンさんの横へと付いたナツキはそう言って私に笑い掛けて来るけど、


その目は早く帰れ、と言っている




「大丈夫じゃないって言ったら、
ナツキさん私を介抱してくれます?」


そう睨んでしまう




「あ、広子ちゃん!
今ナツキはマリンのものだから、ダーメ!!」


べろべろに酔いの回ったマリンさんは、

そう言ってナツキに抱き付いている




「マリン、お前も飲み過ぎ。

広子、悪いけど、マリンの事家迄連れて帰ってあげて?」



だから、お前も一緒に帰れって事なのだろうか?




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