ハチミツウメシュ

『ばか、あほ、無口ーー』

私は叫んだ。


「あははッ!はな、もっとだー!｣



『なにが、あぁ…よ!もっと喋れーー！』

叫んで

「いぃぞ!もっとだー。｣


『クール系じゃなくて無口なだけだー!』


叫んで

「そうだ、そうだー!！｣


『クラスメイト？無理に決まってるじゃん！！心得ぐるなー！無口くん!!』


叫んで


「よ!はな！…無口くんって…あはｯ｣

『…嫌いだー!ばーーｯヵｯ…ｹﾎｯ』

むせた。


｢よ!女前!｣


『…な゛ん゛ヵｯ、藤堂…ｹﾎｯく゛ん゛…っク…なんか』



でも、まだだ！




「もっといっ………!!？｣


『ずぎだも゛ん゛ーｳｳ…』



い、…言・い・き・っ・た。


「…………は、はな…あ、あれ!…って

えっ？!泣いてる？？!｣


『ｹﾎｯｹﾎｯ…も゛ｯ、ムリ゛ｯ……』


ぎ、ギブアップ・ミー。