ハチミツウメシュ



「あぁ…」


いつもなら、

無理…


それだけ言ったらその場から直ぐ立ち去る。

けど、今日は出来なかった。

なんとなく、

ためらってしまった。




「……クラスメイトとして、ヨロシク…な?」


そう言うと


顔を上げて微笑む彼女。


その笑顔は…





今にも泣きそうな笑顔だった。







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